改めていま、石川竜一とは何者なのか。

石川竜一に写された人々が見つめるもの。

トモ・コスガはこの機会に、石川竜一さんの本『okinawan portraits 2010-2012』と『絶景のポリフォニー』を手に入れました。そして夜中にひとり、開いて眺めていたのですが、写った人々の特徴のひとつとして興味深かったのは、レンズを見るというより石川竜一を見ているのではないか?と感じられたことです。

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石川さんの写した人々はアーバスの被写体よろしく、一風変わった人が少なくありませんが、じっくり見れば見るほど、石川さんの関心が被写体そのものにないようにも感じられたのです。実際、被写体となった人々は石川さんに写されることに期待するような表情も見せませんし、写されることを心から受け入れているようにも見受けられません。要するに無感情の仏頂面なんです。これって、街のポートレートとしては異質ですよね。

さらに興味深いのは、こうしたポートレートを3,000人も撮影して出来上がったのが、先述の2冊だということ。となると、じゃあなんのために?という疑問が大きくなっていきます。

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