丸刈りの写真家 阪本勇は『ジャポニカイサム帳』を開いて 在りし日の記憶を行き来する。

Interviewed by Tomo Kosuga

JaponicaIsamu

ども!トモです。

今日は子どもの頃、誰しもが向き合った経験のある学習ノート『ジャポニカ学習帳』を紹介……否、『ジャポニカ〝イサム〟帳』を紹介しよう。

『ジャポニカイサム帳』とは、往年のノート『ジャポニカ学習帳』をベースに綴られた日記。写真家の阪本勇さんが自らの記憶を遡りながら、甘酸っぱい子ども時代の出来事をたった96字にまとめ上げるという、せっかく花開いた思い出に拷問をかけるような、極めてストイック度の高い修行のことである。

阪本さんによる『ジャポニカイサム帳』は見覚えのある学習帳をベースにしている

阪本勇さんによる『ジャポニカイサム帳』は見覚えのある学習帳をベースにしている

これを阪本さんは、月1本のペースで書き上げて公開してきたという(しかも公開タイミングは満月の日という粋さ!)。スタートから5年が経った今年、ようやく50話目を書き上げたということで、自身のSNSでここのところ毎日、アーカイブ日記を公開してる阪本さん。

96字って本当に短い。文章を書く人なら分かると思うけど、あっ!って言って、おっ!って気づいた頃には終わるレベルw。

なぜこんなにも得体の知れない修行を5年も続けてきたのか。阪本さんに話を聞いたら、ダンディすぎるお父さんとの思い出、あるいは人の記憶はどうやって始まるのか、そして ちょっぴり切ない阪本さんの記憶の始まり……そういった話にも発展していきました。

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今回の主役は阪本勇さん! いい笑顔!

TSK:まず『ジャポニカイサム帳』って最高なネーミングじゃないですか。しかも読めば笑い転げるほど面白いんだけど、だいたい阪本さんの子ども時代の話が中心で、どこか〝還らぬ時〟というか、懐かしさと寂しさを兼ね備えた内容で。この不思議な日記を始めたきっかけはなんだったんですか?

阪本勇:それについて触れる前に、まず当時なにをしていたかというと、朝から晩までうどん屋で働く日々を送っていたんです。人には「写真の仕事がしたい」と言いながらも、なにひとつ行動に移せていなかったのが当時の僕。

へー、そうだったんですか。

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