1万年前の記憶を1万年後の人類に託すため、ケロッピー前田と大島托は縄文文様にタトゥーの潜像を見る。

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氷の中から見つかった男のミイラですよね? これまたすごいのが出てきたなと思ってましたけど、さらにタトゥーが施されていたんですね。

それがひとつのきっかけになって、いわゆるタトゥー愛好者や、タトゥーに興味を持つ研究者のあいだでは盛り上がったんですよ。僕らが思っているよりも古い時代から人類は全身にタトゥーをしたり、改造をしていたんじゃないのかと。

なるほど!

1989年に『Modern Primitives』(訳:現代の原始人)っていう本が出版されていて。モダン・プリミティブというのは、太古の時代に行なわれていたであろう身体の加工と装飾を、この現代に蘇らせようという試み

要するに、人間の身体を新しく次世代に合うよう改変する手段として、身体自体を変えてしまおうという考えがあったとして。それを、もっと昔の時代とか、民族や部族に残る身体装飾の風習から再発見していこうと。

『縄文族 JOMON TRIBE』© TAKU OSHIMA & RYOICHI KEROPPY MAEDA

『縄文族 JOMON TRIBE』© TAKU OSHIMA & RYOICHI KEROPPY MAEDA

過去から未来を探る、ってことですか。かっけぇッ!

そういった考え方がモダン・プリミティブという言葉に集約されているんですけど、僕は90年代からそういうシーンの現場を取材してきたわけなんです。そんななかで、日本でも改めてモダン・プリミティブというか、これからを生き抜くために自分たちの身体性をアップテードしていく必要があると思い始めた。そのとき、自分たちの歴史を辿れば、縄文時代にこれだけ豊かな文様があるわけじゃないですか。

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