1万年前の記憶を1万年後の人類に託すため、ケロッピー前田と大島托は縄文文様にタトゥーの潜像を見る。

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だけど当時、縄文時代にタトゥーがあったという説に賛同する人が少なかったのには、首狩りが関係していて。

ここでさらに、首狩り族が出てくるんですかw。

ボルネオなどのアジアの地域に首狩り族にいたんですけど、彼らにタトゥーの風習があったせいで、日本人が縄文時代にタトゥーをしていたと認めたら、首狩りや食人もしていたと思われるんじゃないかという議論があったいいます。

『縄文族 JOMON TRIBE』展示会場の様子

『縄文族 JOMON TRIBE』展示会場の様子

お会いするまでの間に考えていたんですけど、もし縄文時代にタトゥーがあったとして、まだその時代には文字がないじゃないですか。となると、彼らが例えば太陽の昇る瞬間になにかを感じたとして、その感動を記録するために身体をメモ代わりじゃないけど、記録したこともあったのかなと。そう考えると、民族的なタトゥーというのはそれ自体が歴史書であり、民族の記録ってことなんでしょうか。つまりタトゥーはそれ自体がアイデンティティになりうると。

タトゥーはアイデンティティであり、ルーツでもあると思います。また現代においては、自分の身体をメディウムとして使って、そこになにかを取り入れることでインディペンデントなスタンスを保つことで生きていくことでもあると思います。

日本の場合、ルーツとして1万年も遡れるわけじゃないですか。そこから現代までに、あまりにも色んな時代がありすぎた分、なにかに日本のアイデンティティを求めようとしても情報的に混乱するというか。なるべく起源まで戻ることで、見えやすくなることもあると思うんですよ。

さらには僕らは今回の縄文リサーチを通じて、もっとずっと未来の1万年後の人たちに向けて、1万年前の縄文タトゥーの復興を考えるようになりました。自分たちのタイムスケールが1万年単位になってきちゃったのは、当事者の僕らとしても面白くて(笑)。

ど、どういう意味ですか??

いま僕らがこれをやらなければ、縄文時代にタトゥーがあったのかどうかなんて、1万年後の人たちには想像もつかないこと。だから検証して正確にどうだとかじゃなくて。僕らの縄文タトゥーを専門家に見せれば、どの辺りが縄文なの?とか、色んな意見が出てくると思うんですよ。でもこれは、1万年前のものを単に現代に蘇らせてどうだ、ってことじゃないんです。

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